武藤家の食卓

KAT-TUNはごはん、NEWSはお味噌汁、A.B.C-Zはだし巻き卵(暫定)。ジャニヲタ14年生。

KAT-TUN上田担がA.B.C-Z戸塚祥太さん出演『Defiled』を観劇してしまった話。(ネタバレ無)

 

食卓に並んでいる「ごはん」のKAT-TUN「お味噌汁」のNEWSの話(ブログ紹介文参照)を、ブログ開設以来ほとんどせず、意図せず途中でいきなり食卓に並べられた「だし巻き卵」(仮)のA.B.C-Zさんの話がブログを埋め尽くしている。人生は本当に何があるかわからない(「人生」というほど壮大な話でもないが)。もしかしたら食後のデザート「あんみつ」(仮)はジャニーズJr.かもしれないしね。(BGM:人生は素晴らしい/ジャニーズWEST)*1

 

お久しぶりでございます。

 

(4月13日正午頃、数行しか書き終わっていない段階で公開ボタンを誤打してしまいました…。(なんちゅー時間に書いとんねん。)早急に該当投稿は削除しましたが、更新通知が送られてしまっておりましたら、お騒がせしまして、大変失礼いたしました。)

 

前回2度ほど、「いかにして私がA.B.C-Zさん沼にハマったか」という記事を書き残したが、以後Twitter等でもえび担の皆様とも仲良くしてもらえるようになり(ありがとうございます。)、就職と同時に視聴を辞めた「ザ少年倶楽部」を録画して視聴するようになった。(視聴を「自主的に」辞めたというより、物理的に平日の20時(17年4月より18時に変更となっているが)に帰宅することが極めて困難になった。ほんっとブラッ…グレー企業ってやつは)

自担が長らくラジオのお仕事から遠ざかっているせいか(しくしく)、「ラジオまで追うのは無理w」と思っていた意識の低いヲタクだったが、NHKラジオ「今夜はJ's倶楽部」も、管理者養成学校の回で脱落することなく「ABChanZoo」も視聴している。

 

いやあ、もう、毎日がオリンピックですね!(塚ちゃん)

わりと公私ともに学習意欲は高いタイプなので(仕事に活かせないのは何故)、日々知らないことを学んでいく素晴らしさを、20代半ばになって再確認している今日この頃である。沼こわい(意訳:たのしい)。

 

さて、前回

・どうせ次のブログのタイトルは「KAT-TUNとNEWSしか知らないジャニヲタがA.B.C-Zさんのコンサートに行ってきた話。」

 

上記の推測でブログを締めくくったわけだが、意外とこの推測が当たってしまった。ただ、「コンサート」ではなかったという点と、当初想定していたコンサートよりも早くブログを更新することになった点においては想定外であった。

 

簡単なことをわざわざ難解な言葉で書き綴る、というのは、よくも悪くもジャニヲタのはてなブログあるあるだと思うが、簡潔に言えば、タイトルの通り「上田担を名乗る女(24)が戸塚祥太さん出演舞台『Defiled』を観劇(しかも当日券キャンセル待ち)した」ということだけだ。1行で終わる話だ。

 

おい、2017年現場初めやんけ。ちゅーかファンクラブ入れよ。

 

と方々からツッコミが飛んできそうだが(いや「知らんがな」が大半だろう)、終わっちゃったもんはしょうがねえフンガッ(鼻息)。

 

今回、4月13日現在、上演期間の比較的早い段階であること、まだ舞台を観に行かれていない方も大勢いらっしゃることを踏まえ、ネタバレは極力避けたいと思う。そもそも私が舞台内容の分析等を始めると、厨二病感満載のクソサブい記事が生まれそうなので、自重することとする。前回、前々回同様「人はいかにして沼にハマっていくか」ということの一種の「経過報告」として、生ぬるく見守っていただきたい所存。

 

 

 

 

 

 

そもそもなぜそこまでして舞台『Defiled』を観に行こうと思ったか

とつかくんがしゅきだからでえーーーーーーーーーす!

以上!(頑張ってください!)©管理者養成学校

 

と言いたいところだが(言いたいんかい)、私をこれほどまで舞台『Defiled』に駆り立てた理由は大きく分けて4点ほどある。

 

 

①とつかくんがしゅきだからでえす。

マジかよ。マジだよ、好意がないと行こうとは思わねえよ。無表情・鉄仮面・幼児を誘拐しそうなうつろな目で「とつかくんがしゅきだからでえす」と数度打っている私(24)はそのうち職務質問されるに違いない。住所特定・有職だよ。結構マトモだよ。

 

「彼を推したい+彼を知りたい=現場に行く。」

オッケージャニヲタの方程式イズベリーイージー!!!!!!!!!!!!!!ソーファンタッスティック!!!!ジャスライクマジック!!!!!!!!!!!!ソーファンタッスティック!!!!!!!!!!!!*2

 

とはいえ、ここまで即座に行動に移せたのは、戸塚さんへの気持ちの大きさはもちろんだが(赤面)、彼を取り巻くグループをきちんと推せるようになったからではないかと思う。(ジャニヲタって自担とか推しとかのことを「彼」って言うよね。ヒュ~↑↑↑w)

 

私の応援しているKAT-TUNは、自らの個人活動のスタンスについて「個々人での仕事はすべてグループ(再始動)のため」と数々のメディアで語っている。このような環境で培養された私という従順なオタクは、個々人の仕事の成功がグループの発展に多少なりとも寄与するのではないかと考えている。

また、舞台は正直、ジャニヲタ新規の方にとってはハードルが高い現場なのではないだろうか。「少し興味を持った」程度で決して安くはない金額を捻出して、(おそらく)さほど馴染みのない「舞台」に足を運ぶことは容易ではなかろう。その中で、A.B.C-Zの先輩グループに当たるKAT-TUNを担当しているジャニヲタが「新規ファン」として舞台にお金を落とすことは、(単なる自己満足にすぎないと思うが、)彼(ら)の未来の明るいステージを作

 

まあ、とにもかくにも、戸塚さんお金出すから美しいお姿見せてくれください申し上げます奉り候。そしてA.B.C-Zさん、軍資金出すから頑張って売れてくださいませ。

 

といったところだ。厨二を発揮する前に自主規制した私。どうも、キャリアウーマンです。

 

②舞台が好きだから。

非常に個人的な話となることを前もって謝罪しておくが、実は私は大学の文学部英文学科を卒業した、文学少女に毛が生えた程度の女である。大学の授業でも舞台やミュージカルに触れる機会も多く、また作品分析の論文には毎学期泣かされていたため、ジャニヲタである以前に、演劇作品に否応なしに触れてきた。

 

そして、比較的舞台に触れる機会が私生活から多いオタクであったことに合わせ、これまで担当である上田竜也さんや、推しの加藤シゲアキさんは、数多くの舞台に出演されてきたので、自然と舞台という芸術に心を寄せるようになった。

A.B.C-Zさんが舞台に数多く出演されていることは、以前から知っていたため、沼にハマった時から彼らの舞台を観劇できることが楽しみでもあった。そして、たまたま超直近で舞台に出演するメンバーが戸塚さんだった、というわけだ。

 

勝村政信さんが好きだから。

「とつかくんがしゅきだからでえす」に次ぐ第二の理由に値する大きな理由がこれだ。

私は今回戸塚さんの二人芝居のパートナーである勝村政信さんが非常に好きだ。ジャニヲタを辞めたら勝村さんヲタになってもいいとさえ思っている。たぶん最年少ヲタだと思う。(内情は不明だが。)

過去、自担である上田竜也さん出演の舞台では、2作品*3にわたって勝村さんも出演されていたため、意図せずではあったが、勝村さんの演技を拝見する機会が何度かあった。

 

いや、マジ、勝村さんすげえよ(文学部卒でこの語彙力)。

膨大なセリフ量もさることながら、ギャン重な内容の舞台だったのに(簡単に言うと、上田くんが婚約者をお兄ちゃんに取られてクマ作ってトチ狂ったり、上田くんが彼女(前田敦子さん)のお兄ちゃん(中村獅童さん)を銃で殺したりするよ。トンデモ舞台だな。)、おちゃめな、機転のきいたアドリブで、毎回会場の雰囲気を和ませるんだよ、がわいい。

そして、舞台で生きてきました感がひしひしと伝わる地鳴りのような声、がっごいい。

 

実際に上田さんもいろいろな媒体で、「勝村さんには本当にお世話になった。」と非常に慕っており(今回の『Defiled』も勝村さんつながりで観に来ないかなあと思ったらマジできた。チャリできた。いや、どうやらバイクで来たらしい。後で書く。)、上田担界隈では勝村さんマジリスペクト(軽い)勢が結構多いのではないかと思う。

 

Defiled』が発表された際(2017年1月10日)、まだそこに沼があるとも、ゆくゆくその沼にハマるとも思っていなかった私でも、「えっ!凸(※沼前なので凸呼び)って勝村さんと2人芝居なの?!くっそうらやましい!!!見に行こうかな!!!」と思った、し、ツイッターでもつぶやいた記憶がある(が、毎日つぶやき過多のツイ廃野郎なので肝心のツイートが見つからない。)。

 

 好きな人が2人も出る?ていうか2人芝居?チャリでいくっしょ。(あ、チャリ持ってない)

 

④実は学生時代に『Defiled』に出会っていた疑惑が浮上。

上述の通り、私は文学部英文学科で学生時代を過ごしてきた。大学のカリキュラム上、専門分野や専攻というものは特に存在しないのだが、私は近現代(1990年以後)のイギリス文学についてのゼミや講義を中心に受講しており、卒業論文も1990年以後の作品をテーマに執筆した。

 

初め『Defiled』というタイトルを聞いても一ミリも思い出さなかったのだが(それもそれで問題だが)、公式HPのイントロダクションに出てくる「ハリー」と「ディッキー」という登場人物と、ポスター(2人とも渋くてかっこいいンフフ)に記されている「ディファイルドー気高く・神聖なものが汚されること」というコピーを見て、なんか見たことある…?と非常にぞわぞわした気持ちになった。

聞けば、9.11以後、アメリカで上演された作品であるとのこと…。「大学だ、これ大学だなw」と思い、当時のプリント等が見つからなかったのでいろいろ思い出してみたが、3年生時にゼミで「近現代イギリスの都市と文学」といったテーマで文学分析した際、その文脈で語られたか、文学史(○年に××という作品を~という時代背景の中で△△が執筆した、といったような文学の歴史をひたすら覚える)の授業で出てきたのではないかと思う。

 

強烈に覚えているのが、ゼミの担当教員が「『JIN』の大沢たかおと、薬のCM*4に出てる長塚京三が出てる10年前くらいの舞台で~私も観に行ったんですけどぉ~」と話していたことだ。証拠はない、けど、ビンゴ。

 

ああ、戸塚くんと私って運命だったのね、土曜10時ドラマ「ワタシ、運命の人です!」(ジャニヲタのみんな!亀と山P楽しみだね!!!)

さえないOL:わたし、運命の相手:戸塚くん、自称神:塚ちゃん、でドラマ化しよ!!!

 

というわけで、謎の運命が私を呼んでいる気がしたので、行動に移してみようと考えたのだ。前回の記事にも書いたが、えびちゃんと何かしら、知らず知らずのうちに謎の縁?運命?因縁?があって怖い。誰だよ、わたしの人生操作してるやつ(お前)。

 

上記4点の十分すぎる理由がそろった。恋だってジャニヲタだってタイミング、ハプニング、フィーリングだし、ハッとしてグッときてパッと目覚める(©トシちゃん)ものだと思っている。行動する以外の選択肢はもうそこにはなかった。すべての選択肢がテーブルの上にある。(トランプ大統領ってたまに文学的なこと言うよね)

 

 

Defiled』観劇までの案外イージーではなかった経過

先述の通り、私は今回の舞台を「当日券キャンセル待ち」というかなりのラッキーガールで観劇することができた。一応IT企業に勤めているツイッター廃人なので、力の限りもろもろ調べたのだが、思ったより当日券のシステムや、キャンセル待ちに関する情報が出てこず(私の検索スキルの問題かもしれないが)、不安な気持ちにさいなまれた。今日もどこかで『Defiled』の当日券取得に向けて戦っておられる方もいらっしゃると思うし、今後何か他の現場でも役に立つかもしれないので、今回体験記として時系列に沿って書き残しておきたいと思う。

 

【2017年2月10日】

前回の記事にも書いたが、この日は『Defiled』のチケット一般発売日であったが、当該記事に書いているように戦いには敗れた。そもそも他の舞台でも一般発売でチケットが取れた試しがない。(試しに某キャンプを拝見したが、私の一か月の食費じゃねーか!!!というレベルの値段でチケットが売られていた。)

 

はたと思う。

 

なんでこんなに平日とかも高いの?グローブ座*5でしょ?

 

 

…(調べた)ちゃうやん。

 

DDD青山クロスシアター

 

どこや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(今更)

いや行ったことねえよ…え、グローブ座じゃないの…シアターコクーン*6ですらないの?!

 

つかキャパ200席?!?!?!?!?!?!!!!

はーーーーうぇーーーーーはーーーーーーーおいおい嬢ちゃんピアノの発表会じゃないんだからさあーーーーーーーーーーおいおいおいおいおいおいおい無理だろえぐえぐえぐえぐえぐえぐ(嗚咽)

 

要は、己が戦おうとしていた状況を一切理解せずに戦に臨んでしまったのだ。自担に似て、頭より先に体が動いてしまうようになってしまった。愚かだ。あ、上田くんは馬鹿じゃないよお~ふっへっへえぐえぐえぐえぐ(泣きながら)。

 

第一戦目敗北。むしろ、第二戦目があるとは考えてもいなかった。さようなら戸塚くん、そして勝村さん。

 

【2017年3月27日】

PON!に戸塚さんが出ていた。録画して見た(沼)。奇行子を優しく言うと「不思議ちゃん」になるのね…かわいい。(語彙力)ああ、もう少しで幕が上がる。がんばってね。ごはんは食べてね。ちょっとは寝た方がいいよ。

このあたりでもう結構な他人事になってきていた。もういいかな、自担も来月舞台*7始まるし。ハッ!もしかして上田くん!よそ見してないで俺のこと見ろ的なアレ?!いやっだーーーーもーーーーーーーーーほn(強制終了)

 

【2017年4月3日】

Defiled』公式ツイッターにて「当日券は各公演公演前日の12:00~14:00まで、お電話にて先着予約となります。」との文言が掲載される。お?!当日券出るん…待って、なにこのシステム…電話…?

 

私がこれまで当日券にて観劇したことのある舞台は2014年『中の人』(主演:加藤シゲアキさん)であるが、こちらは当日の開演数時間前?くらいに会場(東京グローブ座)に直接行き、列を作ってディズニーランドのアトラクションのごとく並ぶスタイルだった。一定の時間になると、整理番号が書かれた紙をお兄さんに渡され、整理番号と引き換えにチケットをもらう。もちろん人数制限でチケットをもらえない人はそこでさよならだ。「ちょっと見切れるけど舞台まで数メートル」みたいな席のチケットをよく渡された。(眼福)

 

むしろこれ以外のスタイルあるの?グローブ座以外の会場はこのシステムとか?えびちゃんの舞台っていつもこれ?何?ジャニヲタ14年目にして知らないシステムに超絶動揺する。これまで比較的運よく自分が行きたい舞台のチケットは自分や友達でまかなえていたり、運よく譲っていただけることが多かったから、単純に経験不足の節が大きいかもしれない。ウーン、奥深きジャニヲタの世界。

 

……わかった、とにかく電話すればいいのね…。お昼に電話するのか…。あれ?案外入れるか入れないかわからないのに、何時間も前から直接会場に行って並ぶよりハードル低い…?電話の時間確保さえすればいいもんね…?12:00~だから社畜会社員もお昼の時間で出たりするし、結構優しいんじゃないか…?こうやってあのクソアナログのカスタマーサポートが一ミリも整っていない事務所に飼いならされる都合のいいオタクが量産されていくのだ。よいこはまねしない。

 

 【2017年4月4日~4月6日】

 当日券チャレンジ開始。

 

まあ、無理だわな。

 

だいたい12:30くらいに繋がった!と思ったら「販売予定枚数は終了しました」のアナウンス。だいたい1日に100回くらいかけた。当日券の電話番号を「戸塚くん」で登録していたので(ジャニヲタあるある)、戸塚くんはいつまで経っても電話に出てくれない、かなしい、つらい、しんどい、と思って通常の102億倍悲しくなった。(登録名変えろよ)

 

 

もはやこの時期の欲求「上田くんが勝村さん繋がりで観劇し、間接的に戸塚くんと関わるという推しの交わり(言い方よ)」にシフトしていた。ただ、ツイートの最後の一文が己の欲望丸出しの未練たらたらクソ女に成り下がっているので、ここが結局のところ本心だったのだろう。

 

ちなみに4月7日、8日はチャレンジをお休みした。4月8日、9日は友達がさほどいないくせにすでに先約が入っていたので、いけないことがわかっていたからだ。さすがにリアルな価値ある人との関係を壊してまでオタクはしようとは思わない。そうそう、わたしって健全な大人…たぶん。

 

【2017年4月8日】

後世に語り継がれるであろう、「Jr.コンたまアリデジチケ事件」でTLが賑わっているところで、衝撃的な文字が私の目に飛び込んできた。

 

Defiled観劇者:上田竜也(バイクに乗って去る)

 

あきゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーついにきたきたきたきた俺の推しが!!!間接的に!!!交わってるーーーーーーーーーー!!!!!!と同時に勝村さんとの途絶えない師弟関係を物語ってるーーーーーーはーーーー楽屋で話した内容テープ?MD?SD?USBメモリ?に録音して送ってくれ!!!!!てか二輪の免許いつの間に取ったの?!?!?!?!?!この前のコンサート普通自動車免許で乗れる三輪車*8乗ってたじゃん!!!オタクに三輪車かわいい♡って言われて嫌になった???!??ねえ嫌になった?!!!しっかしまああのヴィジュアルでバイク乗ってくるなんて期待を裏切らないTATSUYA UEDA FOREVER~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

ちょっと乙女感あるな。ファンサもらった後のジャニヲタみたいなツイート。

 

 

うん、どうした?

とにかくこの日、「上田くんが観た舞台だもの!私だって観たい!」という超強力なモチベーションが加わってしまった。自担が観たもの聞いたもの摂取した食料かいだ匂いすべて体験したい病(ゴミヲタ)はそうそう簡単に治るものではない。

 

【2017年4月10日】

12:00~の鬼電が習慣化していたこの頃、もしかしたら上田くんの力を借りて今日はかかるんじゃないかとさえ思っていた。相変わらずハッピー野郎だ。

だが、心なしかいつもよりNT○Tだかの自動音声が流れる回数より、画面が「通話中」になり、「ツーツー…」と音が流れる回数がいつもより多い気がした。明日は平日、昼公演のみ…おっと…?

 

 

 

12:11 92回目、繋がる。

あ、うそん、繋がった、あ、きた、おお!おおおお!

 

自動音声:この通話、は、20、秒、ごと、に、およそ

わたし:(いつものやつやな。金なら出すで。)

ブッ…プルルルル…

チケットぴ○のお姉さん:はい、こちらチケットぴ○です。

 

え、待って、人間が出たwwwwwwww(失礼)

 

いやこれって自動音声でガイダンスに従ってボタン押すいつものやつじゃないの?!はははは???!?!待って待って人間?!?!うそん!!!これ普通に日本語話したら応答してくれるの?!(何人だと思ってるんだ)ていうか、なんて言えば通じるのこれ(あふれ出るコミュ障感)

 

お姉さん:…も、もしもーし…?

わたし:(やべw)あ、すみません…当日券の予約をお願いしたいんですが…(何の当日券か言わんといかんかったかな…)

お姉さん:はい、Defiled、4月11日昼公演でよろしいでしょうか。

わたし:あ、そうです。お願いします。(あ、じゃねえよ本当コミュ障だな)」

お姉さん:ありがとうございます。こちら予定枚数を終了しておりまして、キャンセル待ちでのご案内となります。場合によってはチケットをお渡しすることが難しいことがございますがよろしいでしょうか。

わたし:(キャンセル待ち…?当日券の…?なぬ…?)はい、大丈夫です(しらんけど)。

 

その後はチケットの枚数、名前(滑舌が悪かったのか聞き直された)、電話番号を聞かれ、当日名前の分かる身分証明書を持ってきてほしいとの旨を伝えられる。ジャニーズの番協はたいてい顔写真付きとか、現住所がきちんと記載されているものでないとファミ○ラのお姉ちゃんに注意されるが、あくまでFCに関係のない一般販売のため、特にそのあたりは咎められず、名前だけわかれば良いようだった。

 

お姉さん:ご案内は以上となります。お客様の整理番号は○番(1~4番の間。念のため伏字。)です。当日開演15分前までに会場にお越しください。

わたし:ありがとうございます。お手数おかけして申し訳ないですが、よろしくお願いします。(腐っても社会人3年目)

 

ガチャン。

 

…待ってキャンセル待ちって何。どんくらい望みあるの。(事前に調べえや)

即刻ツイッターを開いたところ、どうやら公演に拠るが、毎公演5人程度は入れているようだった。…これいけるんじゃね?お姉さんが名前を間違って聞き取らなかったことと、先ほどの電話が幻聴でなかったことを祈るばかりだ。

 

そんなこんなで大人なので色々こねくりまわして予定を調整し、行ける環境を瞬時に整えた。仕事にこの行動力を活かせたら、私は25歳くらいにして係長にはなれるんじゃないかと思う。

 

【2017年4月11日】

異常なまでに方向音痴な私は、開演1時間前に会場最寄りの駅に着くようなスケジュールで行動していた。自担に倣ってバイクで行こうとしたが、バイクを持っていなかった。免許も持っていなかった。一気に犯罪者への道を突っ走るところだった。いけね☆

 

異常な方向音痴のわりに意外とすんなり会場についた。渋谷にしては閑散とした静かな場所だ。うん、待て、開演の30分前にならんと入れんのか。20分も暇だよ。(下調べ大事)

 

そんなこんなで近くのコンビニで暇を持て余し、開場時間に合わせて会場に向かった。キャンセル待ちの列ってどこやねん!と思い、外にいるお兄さんに聞いたら、「時間になったらお呼びしますので、このあたりでお待ちください。」とのこと。

 

…外かーい!(天気:雨、気温:4月なのに10度以下)

 

これはデジャヴだ。そうだ。あの伝説?のRebootお渡し会の時のデジャブだ。この手足の感覚がなくなってくる感覚。しかも今日は雨まで降ってやがる。ぐぬぬ。ひょっとして戸塚くん雨男?わたしが雨女?たぶん後者。耐え忍ぶジャニヲタの皆様。たぶん15人弱はいらっしゃる。(どの公演も毎回キャンセル待ち自体は15人弱は出ていると思われる。)みんな「外かよ、さみーよ、まじかよ。」って顔してる。だよね、わかる。もうこのタイミングで「ロケットに乗っていこう~♪」って流れてきてくれた方が何かしら救われるかもしれない。(Rebootのお渡し会の時、この曲のPVを死ぬほど見て以来記憶から離れない。お風呂とかでバカでかい声で歌っている。換気扇を介して上下の階の人たちに聞かれているのだろうか。私布教してる?イエス?キリスト?ガンジー?(?))キャンセル待ちだから、もしかしたらチケットもらえないかもしれない。それでも、わずかな望みをもって寒空の待ち続けるジャニヲタ。泣ける。みんなにチケット渡ればいいのに。それにしてもえびちゃん担落ち着いてる人多い。

 

限界手前で開演15分前。「整理番号順にお呼びします!」のお兄さんの声に倣い、整理番号順に並び、免許証を見せる(盛れてないから写真見ないで、お兄さん!)。

 

番号順に並びつつ、お兄さんが下の階にいるお姉さんと連携を取っており、「4枚?」と声が聞こえた。あ、これ入れる。わたしの番号4番以内。上田くんパワーすごいね(?)。

 

その後、開場手前の階段前まで列を動かし、再びしばしの待機。雨なのでクソ滑りやすかった。だがここで頭を打って死ぬわけにはいかんのじゃ。むしろ低体温で死にそうじゃ。生きろ、そなたは美しい(わけではないが生かしてくれ)。

 

ここで、現時点では4枚しかチケットがないことがアナウンスされる(もしかしたら追加で後からチケット出せるかも、的なことも説明していた。)。無慈悲だ。でも、お兄さんが「雨の中来ていただいて本当に申し訳ないんですけど」と腰低で謝っておられたので多少好感度は上がった。みなさん本当に申し訳ない、と思いながら、会場に入り、身分証明書提示の上、濡れた手で財布を取り出してチケットとお金を交換した。無事に入れた。なんであの子あんな濡れてるん?みたいな目で見られるわたし(24)。もう開演10分前を切っている。座席を確認したが、全然悪い席じゃなかった。むしろキャンセル待ちでかなり前の席に入れた方も少なからずいらっしゃった気がする。だから、上田くん流に言えば「マジ死ぬ気でやれ」真矢みきさん流に言えば「あきらめないで!」だ。

 

ちなみに、開演超直前に入ってこられた、キャンセル待ちだと思われる方もかなりいらっしゃった。おそらく15人弱のキャンセル待ちの中で、最終的に10人弱は入れたのではないかと思う。

 

200人キャパの小さな箱は思ったよりも、はるかに小さかった。たぶん最後列でも東京ドームのアリーナ最前列より近いくらいだと思う。残念ながら最前列には入ったことがないので定かではないが。戸塚くんが何かで「事件を目撃しちゃった!みたいな感じで」とおっしゃっていたが、本当に立てこもり犯のいる図書館をちょっといい(けどだいぶ危ない)位置で野次馬している感覚だ。「野次馬のOL役:私」といった感じだろうか。臨場感たっぷりの会場にドキドキしていると、会場の照明が落ち、野次馬役の私も気が引き締まる想いであった。

 

Defiled』を読み解くキーワード(ネタバレなし、筆者主観)

上述の通り、今回はまだ舞台期間序盤ということもあり、ネタバレを回避している方も多くおられると思うので、極力ネタバレや詳細な分析について言及することは辞したいと思う。ただ、これまでのブログのテイストと少し異なり、真面目にこの作品を読み解くために私が必要だと感じたことや、作品のテーマ的なことにも触れておきたいと思う。核心をついたネタバレは一切しない。オタクっぽいテイストが好きな方は次の項に進んでいただくことをお勧めする。

 

物語の内容としては公式HPのイントロダクションからも読み取れる通り、簡潔に言ってしまえば非常に重い。決して、終演後に明るい気分になる舞台ではなく、むしろ闇の部分が大きい舞台だと思う。私はこれまで上田竜也さんの舞台を観劇する機会が多く、『冬眠する熊に添い寝してごらん』や『青い瞳』といった、ある種戯曲的かつ詩的で、現代社会に疑問符を投げかけるような舞台に触れてきたが、『Defiled』もこの風味が非常に強い。

 

先述の通り、私は大学の授業で、このあたりのことを若干勉強してきてはいるので、「あーなんか習ったかも」というところが散見され、非常に興味深かったのだが、だからといって下調べしたりする必要はないと思う。私は日本史で大学受験を経験したが、おそらく世界史に触れてきた人の方が諸々すっと入ってくる節はあるかもしれない。繰り返しになるが、下調べや文学的知識は全くなくても問題はないはずだ。ただ、真剣にこの舞台を読み解こうとすれば、見る側にもかなりのエネルギーと、圧倒的なセリフ量を咀嚼する力が要求されることは確実だ。A.B.C-Zさん担の方は、舞台慣れしていると思うので、あまり身構える必要はないかもしれない。

 

私が今回自分の学びも踏まえ、『Defiled』を通じて感じた3つのキーワードは下記だ。あくまで個人の解釈となるので、そのあたりはご了承願いたい。

 

・デジタル⇔アナログ(便利さ⇔不便さ)

・都市化⇔貧困(というと若干大げさかもしれない。)

・破壊⇔救済

 

作品をご覧になった方がおられたら、是非ご感想を教えていただけると嬉しい。

 

 

総括

毎度毎度の長文駄文にお付き合いいただいているそこのアーナーター!!!…に何もあげられないけど、もしも自担に疲れたら私に降りたらいいと思う。何が言いたいかというと本当にありがとうございます、ということだ。(最初っから言え)

 

今回舞台を拝見して、戸塚くんが勝村さんに必死に食らいついている様子が、上田くんと重なって本当に嬉しかった。色々な舞台経験のある戸塚くんのお芝居を拝見できたこと、また超絶ラッキーガールで、まさか200人キャパの会場で拝見できたこと、何故かいつも私を理解してくれる周りの皆さまに厚く御礼申し上げたい。

 

観劇後、うぁーーーーヴァーーーーーおーーーーーん、と声にならない感情を抱えながら電車に乗り込みやっとの思いで携帯を開いたところ、思わぬ文字が飛び込んできた。

 

Defiled観劇者:五関、橋本

 

なああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいやっちまったな!!!!!!!!!!!!!!!!©クールポコ

 

1ミリも気づかなかった。

 

よくよく調べたら私より後ろの席に????????????????14時ちょうどに入ってきただと?????????????もうちょっと「俺やで☆」みたいなオーラ出して!!!!いや、やっぱ出さんでいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(何)

 

なに、この世界やばい。あの場にいた200人中3人、つまり1.5%はA.B.C-Zじゃん。200人中4人、つまり2%はA.B.C-Zとわたしじゃん。やばい。この世界やばい。時が止まる交差点*9じゃね。はっはーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ものすごく落ち込んだ。なぜなら私は橋本くんにどうしたら自分のエ○スゴールドカードを次のマルコとマルオの7日間までに渡せるか(暗証番号を書いた付箋付きで)を日々考えているからだ。絶好のチャンスだったじゃん。水道代払えなくなったら「これ使いなよ!」って言ってあげるんだ。学年違いの同い年だし(93年生まれ)、絶対向こうの方がお金持ってるけど。

 

そんなこんなで、2017年の初現場をまさかのA.B.C-Zに捧げてしまった。去年の私に言ったらたぶん信じてくれない。さえない24歳のゴミOLを久しぶりに超絶ラッキーガールにしてくれた戸塚くんありがとう。ジャニーズに、アイドルに、そのオタクに「永遠」なんてないと思うけど、これからもきっと好きだと思う。時が止まる交差点で出会ってくれてありがとう。次はアイドルな戸塚くんをお目にかかることができたらいいなと思う。なのでわたしは軽率に5000円をコン事務に振り込む。(意訳:そのうちマジでファンクラブ入る。)

 

 

 

ま、とりあえず、戸塚くん、あんまり病まずに、身体には気を付けて、適度に飯食って、しっかり寝るんだよ!!!!!

 

 

 

 

以上!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

頑張ってください!!!!!!!!!!!!!!©管理者養成学校

 

 

 

*1:ジャニーズWESTでは中間さんが好きだ。唇おばけ厨って言ったの誰?

*2:Fantastic Ride/A.B.C-Z

*3:2014年『冬眠する熊に添い寝してごらん』、2015年『青い瞳』

*4:おそらく大正漢方胃腸薬

*5:新大久保にある東京グローブ座。ジャニーズ舞台といえばここ。私調べ。

*6:渋谷にあるBunkamuraシアターコクーン。故・蜷川さん系の重め舞台はここのイメージ。

*7:『新世界ロマンスオーケストラ』。こちらは例の東京グローブ座

*8:KAT-TUN 10th Anniversary live「10Ks!」のソロコーナーででっかい三輪車に乗って銃をぶっ放つ謎演出をこなした彼。

*9:ずっとLOVE/A.B.C-Z